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Yes Minister [エンタテインメント]

日本では政治家も官僚も、さも悪い奴らばかりがその職に就いてるがごとき報道が散見されますが、それでは議会政治のお手本と言われるイギリスではどうかというと、多かれ少なかれ似たような問題を抱えてるわけで、となると個人の資質よりも制度上の欠陥と考えるほうが自然です。そうでなきゃ今頃イギリスは日本のはるか先を行くスバラシイ国になってなきゃおかしい。

ずっとそう考えてきましたが、実際今月トニー・ブレアが書いている日経「私の履歴書」に優秀だけど変革に抵抗する官僚組織や、政官の対立についても書かれてあって、やっぱりそうなのかと膝を打ちました。この連載、とても面白い。

折りしもちょうど政治家と官僚のバトルを面白おかしく描くコメディ"Yes Minister"のDVDを買ってをクリスマスシーズンから楽しんでたところです。

30年も前に製作されたのに今でも根強い人気があることを、イギリスの歴代コメディの特集記事で目にしたので買ったこのコメディ、初めてイギリスのドラマでハマりました。

舞台は1980年代のイギリス政界。所属政党が政権奪取をした際に元新聞記者の主人公ジムが大臣に任命されるシーンからスタートし、次官のハンフリーとの対立、ときにはもたれ合いを絶妙のタッチで面白おかしく描いています。

ジムは典型的な政治家。善人で一般人の感覚を持ちあわせてますが、世間受け、特に票になるかに気を取られがちで大衆迎合的な政策に飛びついてしまいます。

そしてこちらも官僚の典型として描かれるハンフリーは、平均11ヶ月で退任するという大臣など歯牙にも掛けず、長年の経験と弁論術を駆使して予算と権限の拡大、既得権益の防衛を目指してジムを操ろうとします。

ドラマのほとんどはこの2人、および2人の共通の部下で板挟みに苦労するバーナードの3人の会話で成り立ってます。その掛け合いのよくできてることと言ったらほんと感心するし笑えます。

イギリスの政治や社会の仕組みへの理解も深まりますし、たまに車のシーンがあると30年前の僕の家の近所が映ったりするのも興味を引きます。

英語の点では会話スピードが早く、ハンフリーはキャラの設定上長ったらしく高度で持って回った話し方をするので(ジムが「結局イエスなのノーなの?」とか「英語で言うと何なの?」と返すのがお決まり)字幕出してところどころ止めて辞書引いてやっとって感じですが、飽きずに繰り返し見られそうなので勉強にもなりそう。

政治コメディやイギリスに興味のある人や日本でもありそうな政治家と官僚の力学を見てみたい人に強くお勧めします。

Yes Minister: Complete Collection [DVD] [Import]

Yes Minister: Complete Collection [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: BBC Warner
  • メディア: DVD


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レオナルド・ダ・ヴィンチ展 [エンタテインメント]

11月から2月までナショナル・ギャラリーでレオナルド・ダ・ヴィンチ展が開催されるのに気づいたのが8月半ば。3ヶ月以上も前のことです。その時点で前売り券の状況を確認してみると既に11月の週末分が埋まりつつあったのでこれは大変と思い、先の予定が見えないながら空いていた11月27日のチケットを決め打ちでゲット。
9月頃にチケット取得を試みた同僚は随分先までいっぱいだったと言っていましたし、別の友人からは展覧会が始まったときにはもうどの日のチケットも買えなくなってたとも。
17.5ポンドと美術館タダが当たり前のロンドンでは異例の価格設定ですが、そこは何と言ってもレオナルド、手に入っただけでもありがたい。

そして今日、長らく予定表に入っていた展覧会にようやく行くことができました。

入り口はかなり混雑してましたが、時間を決めたチケット発売量が常識の範囲内で中は一つ一つの絵をじっくりみることができるレベル。

広告に使われていたのは『白貂を抱く貴婦人』。絵画は寡作で世界的に大人気のレオナルドですので、他はデッサンや別の画家の関連作品でも並べられてるのかと思っていたらなんと!他にもそれを見にいくためだけに旅行する価値があるような名作がゴロゴロしていて圧倒されました。

入ってすぐのところには『音楽家の肖像』 が飾られていました。
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これは今年ミラノのアンブロアジーナ美術館で見たもので、実は同じ日に見た『最後の晩餐』よりも印象に残った作品です。というのも『最後の晩餐』はあまりに有名過ぎて人数制限と時間制限がガチガチの上、近くに寄れないので、どうも絵を鑑賞するという感じではなかった一方、この『音楽家の肖像』は人気薄めの美術館の展示部屋で僕一人が気の済むまで静かにじっくりと味わうことができたからです。同じ年にまたこの絵に再会できるとは。

次に『婦人の肖像』。
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こちらはレオナルドの作品には珍しく、睨んだような表情の肖像画で、ちょっと怖くなってしまうほどの力強さを感じました。この作品、たしか去年ルーブルに行った時展示されてなかったんだよなぁ。

そして普段はポーランドのクラクフにあって生涯見る機会があるやなしやと思っていた『白貂を抱く女』。
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女性といい白貂といい、なんと繊細な美しさを湛えてることでしょう。呆然と見とれてしまいます。

隣りの部屋には『岩窟の聖母』、パリ版とロンドン版並んでの展示。
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これはスゴイ!去年ルーブルに行く直前にロンドン版を見て記憶に焼き付けて比べたつもりになってましたが、並べられて同じ点、違う点をあらためて一つ一つ確認しながら見ると一層感動が強まります。並列展示の試みは作品が完成してから500年にして初だそうです。往々にして落ち着いた解説になりがちなオーディオガイドも、ここでは「レオナルド自身もこれらが並べられるとは思ってもみなかったでしょう。」と誇らしげ。
『岩窟の聖母』はロンドン版の方が弟子の手による箇所が多かったり、後年書き足された部分があったりして一般的にパリ版の方が評価が高いです。僕は以前に両方見た結果、ロンドン版の方が明瞭で好きかなぁ、と思っていましたが、並べて見てみるとパリ版の深みにも虜になりました。

さらにこれまた行きにくそうなエルミタージュ美術館からは『リッタの聖母』が来ており、色使いの素晴らしさに息を飲みました。
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最後の目玉(何個あるんだって感じですが)は、長年行方不明になっていて今年発見された『サルバトール・ムンディ』。
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今回が一般には初お目見えで実に幻想的な作品でした。このニュースについてはこちら

他にもデッサンなど含めるとかなりのレオナルドづくし。よくもこれだけあちこちから作品を集めた展覧会が開催できたと感激するやら驚くやら。世界中どこであれ、僕が生きてる間にこのレベルのはもう開催されないんじゃないかとさえ思います。ナショナル・ギャラリーの底力を見ました。たまたまこの時期にロンドンに住んでいた幸運に感謝することしきりです。
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BBCスタジオ見学 [エンタテインメント]

有給休暇が余り過ぎてかえって問題になりそうな程だと判明したため、今月急遽休みを入れました。第一弾はBBCのスタジオ見学に行くことに決定!

BBCツアーは土曜もやってますが何ヶ月も先まで予約で一杯なので、行くなら平日だと判断、2時間弱の行程で昼過ぎからの回です。

BBCの建物は地味で古目、向かいに位置する巨大ショッピングモール、ウェストフィールドと対照的です。
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空港のような手荷物検査を受けて中に入るとツアーの案内が始まりました。
20人位の参加者にBBCの職員が二人付き、説明や質疑応答に対応してもらいます。他の参加者はイギリス人のお婆さんと学生、オランダの学生と付き添いの先生、シンガポールの学生、インド人のオジさん、てな構成。

カフェテリアを抜けて向かう先はニュース室。ニュース報道はBBCの中でも重要な位置を占め、全職員の25%がニュース関連のスタッフとのこと。朝のニュースチーム、昼・晩のニュースチームと席が分かれており、いつも見てるニュースがここで作られてるのかと感慨深い。

ツアーガイドの職員が、中立を旨とするBBCの報道姿勢、ニュースの要点を凝縮させる大切さなどテンポよく説明していった後、

「何か質問は?」
「えぇっと・・・BBCって何の略ですか?」

コラコラそこの学生、基本的な質問にも程があるだろ!?
だれも苦笑とか一切無しで、ガイドもまた素で答えるのが何ともイギリス。

続いてテレビ出演者の控え室へ。衣装を着替えたり、メークを行ったりする部屋で、ベッド無しのホテルみたいな作り。有名人のエピソードをここで出すのがお決まりのサービスのようです。ポールマッカートニーは果物を控え室に注文し、(たしか)マライヤ・キャリーは子犬を、マドンナはローマ法王の絵を頼んだらしい。ローマ法王の絵は手配できず、代わりにマダム・タッソーで蝋人形を借りてきたとか。これらの代金は視聴料で賄われるのではなく、出演者本人に請求されるそう。BBCの出演料の範囲に収まるのか気になるところです。

お次は天気予報。
青い背景の前に人が立つと画面上で天気図と重なり、毎日見てる天気予報の映像が現れます。

「誰か天気予報やりたい人はいませんか?」

参加者がみんなおとなしかったので、ほなワテが、と。
恥も外聞も無く参加者で一番英語が下手であろうこの僕が天気予報の実践することに。

ネットでこのツアーの参加者の体験記を読むと天気予報ができると書いてあったので、実は昨晩天気予報の動画を探してじっくり見てたのでした。

見たのはこれ。


この天気予報のお姉さん、ウェンディ・ハーレルは元気で愛嬌があって結構ファンなのです。

ビシッと再現できたらカッコいいっしょ!?

が、しかし、まず動画を何回か見ても何言ってるか所々分からず仕舞い。天気予報は他のシチュエーションでは見聞きしない単語が使われるのと、ウェンディはBBCのキャスター、天気予報担当者の中でも早口なタイプでよく聞き取れません。この時点で丸暗記計画は敢え無く頓挫。

そして模擬天気予報が始まってみるとさらに!

天気図の予想推移がウェンディの動画と全然違う!(←当たり前)

ウェンディのは霧が出て薄暗い冬。僕がやったのは雨が降った後止む初夏で、天気図を見ながら予報内容を臨機応変に話さなければなりません。予想気温が表示されてる時は数字読めば何とか場が持つのですが、雨雲が動いてるだけの図を言葉で説明するのは難しい。

いやぁきつかったぁ。
英語の会議で突然話が振られた時よりも大変。

手慣れたガイドさんが「ほら、いいわよ。」、「上手上手。」とおだてた挙句、終わった後には「前にやったことあるの?」とトドメのお世辞を言ってくれましたが、もうちょっと上手く演じたかったよ。せめて事前に一回映像を見ておきたかった。

それでも楽しく、今回のツアーでこれが一番印象に残りました。

番組収録の現場も見学できました。狭くて強いライトの当たる特殊な空間で撮影しており、こんなとこで気の利いたことを言うのは大変に違いない。

驚いたのはBBCの番組だけでなく、ITVの番組撮影も行っていた事。空いたスタジオを貸してるらしいのですが、日本でNHKのスタジオを使ってフジテレビが撮影してるなんて考えにくいですよね?

最後はスタジオで模擬ニュースとクイズ番組の撮影。これらは学生たちが手を上げてトライしてました。ニュースは最初に本物のオープニング映像とキャスターの読み上げがあり、スタジオが切り替わる設定という凝った作り。キャスター役の学生二人が「ハリーポッターに主演するダニエル・ラドクリフが・・・」と原稿を読んだ後、ダニエル・ラドクリフのインタビュー映像が流れるというよくできた構成です。

カメラの方を向くと原稿が流れる本物の装置を使います。
オバマ大統領がスピーチの際によく使うことがヤリ玉に上がるプロンプター、BBCの人曰く'Autocue'です。プロンプターにつらつらと流れる原稿を一定の速度(メトロノームのような(metronomic)と説明されてました)で読み上げるのは僕には無理だったろうなぁ。

なるほど。こういう風に番組が収録されているのか。

ショップで絵葉書を買ってツアーは終了。

いろんな要素が盛り込まれたBBCのスタジオツアー、ロンドンの観光スポットとしてはマイナーだと思いますが、僕の観光体験の中でも屈指の面白さでした。

このブログを見てツアーに行きましたという人がいれば嬉しいです。
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サインフェルド・ライブ [エンタテインメント]

アメリカ芸能界の頂点を極めたジェリー・サインフェルド。彼がロンドンで一夜限りのライブを行うというので、チケットが販売された半年前にソッコーでゲットして今日を心待ちにしてました。

収容人数2万人以上多目的アリーナ、O2で開催される上に一番安いチケットが100ポンドと、ミュージカルなら4回ぐらい行ける強気の価格設定。ミュージカルと違って出演は一人だし、舞台装置もゼロなんだけどなぁ。さすがコメディの神は違う。

サインフェルドは日本での知名度はイマイチですが、90年代のアメリカを代表するコメディで視聴率やギャラも日本でも人気の『フレンズ』を上回ってました。

準備として昔買ったDVDで、サインフェルドのスタンダップコメディの部分だけを何度も繰り返し見て、時に「ニューヨーク的過ぎる」とも言われるジョークの感覚と何よりも英語に慣れておきました。

いざO2アリーナに行くと周りの人がコメディ好きの陽気な感じな人ばかりに思えるのは錯覚か?10年以上前のTV番組の人だからか、10代の若者はほとんど来てませんが、20代以上の人は各年代の構成、男女比ともあまり偏りはありません。ただ、これだけの大人数が集まるロンドンのイベントで日本人らしき人を一人も見なかったのは初めてかも。

舞台はマイクと水が置いてあるだけで至ってシンプル。
臨場感が求められるタイプのショーでもないので、客はみんなジェリー・サインフェルド本人を見ることを主目的に高いお金を払っているのでしょう。

開演するとまず前座みたいな位置づけなのか、サインフェルドではなく別のコメディアンが出てきていろんなことをしゃべってはウケてましたが、訛りと早口で英語が1%も分からず焦りました。映画やミュージカルと違ってしゃべりが全てなので、英語が分からないと完全に置いてけぼりになってしまいます。

っべー。まじっべーわ。

15分ぐらい取り残されていたらいよいよ真打ち、ジェリー・サインフェルドの登場。こっちはドラマやドラマ中のスタンダップコメディと同じような英語でさっきよりは随分マシに感じます。11.06.03.jpg

ジョークが分かって笑えたのもあってヨカッタヨカッタ。
それでも英語が分かったのが4割ぐらいでそのうち面白いと感じたのは半分以下なので笑えたのは全体の1割ぐらいでしたが、英語的にも文化的にもこれが実力ってとこでしょう。覚悟はしてましたがニュースなんかとは比べ物にならない難しさです。

ロンドンカスタマイズっぽくレストランや天気の話題、ロイヤルウェディングの時に話題になったベアトリス王女の帽子などもネタにしつつ、サインフェルドらしく、ごく普通の日常生活で当たり前になっている事を観察して、よく考えたらそれ変じゃないの?というタイプのジョークが多かったです。

動画は昔の公演ですが、雰囲気やジョークのタイプはそっくりです。


周りの人は大爆笑の連続で、後引いて笑ってる人とフライング気味で笑う人が重なるんで、1時間半ぐらいずっと笑い声が聞こえてました。この辺、イギリス人はアメリカ人に近いんだろうなぁ。

よくアメリカのコメディで笑い声が入るのって、日本人からすると「何でにそんな笑ってるの?」と不思議に思いますが、これが本当にあれぐらい笑ってるもんだから驚きます。昔から憧れてたああいう場に居られたのがいい思い出になりました。

お笑いは高度な英語の聞き取り能力に加えてバックグラウンドも要求されるのでいろんな意味で難しいですが、せっかくロンドンに住んでるのだから次はイギリスもののスタンダップコメディにも挑戦してみよう。
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インサイド・ジョブ [エンタテインメント]

映画『インサイド・ジョブ』を見に行きました。日本ではつい先日公開されたばかりですが、ロンドンでは随分前からやってるようで、いまだ上映してる映画館もほとんどありません。

映画は英語が難しい事が多いので避けてましたが、これはドキュメンタリー映画なのでニュースに近くて何とかなりそう。トレイラーを見てもいけそうな感じだったし、今週はアメリカ英語に慣れておきたいと思ったこともあり、興味半分、英語要因半分と言ったところです。

レスタースクエア近くの映画館に入ると、小ささに驚きましたよ。中程度のお金持ちのホームシアターぐらいじゃないかな。ロンドン中心部でこんなのあるんだ。

おまけに客が僕を含めて5人しかおらず、いよいよお家っぽさが増してきます。

映画の内容は金融危機の解説が表面的だし、所々で使われるニュース映像はユーチューブとかでも探せば出てきそうでしたが、金融界の有名人のインタビューが豊富でテレビじゃここまではできないんじゃないかなと思えるものでした。

ソロスやボルカーと言ったアメリカの超大物のみならず、今をときめく(?)ストロスカーンとラガルドが出ていたのにびっくり!宣伝としては使いづらいだろうけど、実際いい宣伝になりそう(笑)。

新聞や経済誌で目にする人たちってこんな風に話すのね、という面白さがありますので、金融に関心のある人にお勧めです。
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ラスト(?)コンサート [エンタテインメント]

今日と明日は宇多田ヒカルの活動休止前最後のコンサート。
行けずに残念です。
チケット取れたらそれだけのために一時帰国しても惜しくないぐらいで、日本にいたら毎日ペプシがぶ飲みだったはず。

表舞台から去る芸能人に「ありがとう。」と言うのは月並みだけど、宇多田ヒカルには本当に感謝の気持ちがありますね。

10年以上にわたってずっと強い印象を与え続けてくれたヒッキー。10年もあれば人生それなりにいろんなイベントがあって、その多くが宇多田ヒカルの歌と重なって思い起こされます。あの曲を聴いてた時、何をしてたのか、何を考えてたのか。必ずしも好きな曲が想い出深い曲というわけはなくて、音楽そのものを楽しめる曲と、自分を振り返らせてくれる曲が少しズレてます。

コンサートに行ってたらきっと泣いただろうなぁ。

音楽が好きな人って音楽と人生体験のリンクが豊富にありそうだけど、僕の場合音楽はほぼ宇多田ヒカルしか聴かないので、これからのイベントは何とともに記憶に残していけば良いのか。

クリスマス休暇と年始の休み(土日+3日しか無いですが・・・)にやることが決まった。宇多田ヒカルのDVDを全部見直してみよう。年の終わりにその年だけでなく、10年あまりの来し方を振り返るのは悪くないでしょう。
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ウィンブルドンでのラッキー [エンタテインメント]

今日は友達の友達に初めて会うことになり、行き先の希望を聞くとウィンブルドンだと言います。昔から毎年テレビ観戦をしてきたファンだそうです。

今日はウィンブルドンテニスの男子決勝という盛り上がりの最高潮なので、押しかける人の数もとんでもない量になるんじゃないかと思って、僕は実は当初それほど乗り気ではありませんでした。

近くのパブとかで見るのかとの懸念を抱えつつも、とりあえず希望に応えて行ってみることに。

会場近くでフツーの家のオバちゃんが駐車の客寄せをしてるのを訝りながら公式の駐車場に入ってみるとお値段なんと25ポンド!どうりであんなオバちゃんたちが大勢いるわけだ。

会場に入るには8ポンドとこちらは随分お手頃。
センターコートで試合を観戦できないのは当然として、外のスクリーンを見るにも一苦労な程混雑してました。花まで統一されたカラーリングの美しい敷地内を散策しつつ何とか木陰で立ち見できる場所を確保。スクリーンで試合を観戦するとするとちょうどナダルとベルディハ第二セットが始まった頃でした。
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僕はテニスは全く素人ながら、技術はナダルが圧倒してるように思いました。ベルディハの長身から繰り出されるサーブのスピードは凄いものの、ラリーになるとナダルは巧みに相手を揺さぶって確実に決めてる感じでしたから。

案の定ストレートでナダルが決めて優勝。スクリーンとは言えウィンブルドンでこの瞬間に立ち会えて感慨深いものがあります。

男子決勝が終わると多くの人が帰り始めたのでセンターコートもちょっと覗けました。チケットが無くても警備員の隙間からミックスダブルスをちょっとだけ観戦。芝生がハゲハゲなのは何ともイギリスっぽい。
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帰り際、何ともスゴい出来事が!
敷地内にどういうわけか人が集まってる一角があったのでどさくさに紛れて良さげなポジションで陣取り少し待っていると、何とついさっき世界中に興奮を与えたあのナダルがすぐそばを通ったのです!

建物内の廊下を抜けて、
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2階の渡り廊下を優雅に歩くチャンピオン!
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良い写真が撮れなかったのが残念でしたが王者の風格をビシビシと感じました。

久しぶりに子供のように大はしゃぎ。
これまでに生で見たスポーツ選手で一番有名かも。

今日の昼頃は全く想定して無かった思わぬ幸運に何度も嬉しさが込み上げてくるのでした。

いい場面に遭遇したなぁ、ホントに。
たまにしか見てなかったテニス、もうちょっと真剣に見てみようかな。
もちろんナダルの応援で。
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ハーマイオニー [エンタテインメント]

バーバリーの旗艦店の前を通ると、美人の広告がデカデカと貼ってあってどこかで見たことある顔だと思ったら、ハリー・ポッターのハーマイオニーちゃんことエマ・ワトソンでした。バーバリーのモデルやってるんですね。
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この子はかわいい子役からスタートして途中ちょっとイマイチな感じになった時期を経て、最近またきれいになりました。映画のギャラもうなぎ登りのようです。英米では日本と違い未成年アイドルの供給が少なく人気が集中しているのも原因でしょう。ゴシップ記事でもよく見ます。

この子が一流だな感じたのは、パパラッチ撮影によるプライベート写真では全く雰囲気が無かったこと。ハリウッド女優やモデルって私生活では普通っぽくて仕事モードの時にのみオーラを出せます。

映画版ハリー・ポッターの主役級の3人の魔法使いのうち、ハーマイオニーだけがいい感じに成長しましたね。
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この3人のうち、ハリーはどうってこと無い青年になったし(エマがバーバリーなのに対してこちらは愉快なお召し物)、
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もう一人のロンに至っては治安の悪い地区のパブにいるゴロツキみたいになってますよ。
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でも変になった子役といえばスター・ウォーズエピソード1のアナキンことジェイク・ロイドの右に出る者はいません。

これが
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どうしてこうなった?
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Utadaロンドン公演 [エンタテインメント]

今日、ロンドンでは宇多田ヒカルの公演がありました。
あまり音楽を聞かない僕が唯一ファンの歌手なのですごく行きたかったのですが、気づいたときにはチケットが完売で残念でした。
わざわざロンドンでチケットを買う人には転売目的の人もいないのでしょう。ネットオークションにもとんでもなく高いのが数枚流れてるのを見ただけで、結局手に入れることが出来ませんでした。

もっとも正確には宇多田ヒカルとしてではなく、Utadaとしての公演で英語の歌が中心のようなので、まぁいっかぁと酸っぱいブドウ。

思えば、「ヒカルの5」に行ったのが6年前。「UTADA UNITED 2006」に行ったのが3年半前。もうそんな前か。懐かしいなぁ。たまに思い出す、というより常に頭の片隅にある貴重な思い出。

ヒッキーは最近見た目が変わっちゃったし、音楽活動の勢いもかつてほどなく、デビュー10年を経て「過去の人」になりつつあるのかも。それならそれで構いませんが、ヒッキーを見ると思い出が蘇るので、是非メディア露出はし続けて欲しい。
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チェルシー圧勝 [エンタテインメント]

イギリスは様々なスポーツ発祥の地なだけあって、ファンの応援は熱く、新聞のスポーツ欄の分量も多い。とりわけサッカーは一番人気ですね。僕は取り立ててスポーツ観戦をするわけではありませんが、いい機会なのでこちらにいるうちに見ておきたいと思っていました。

それで今日はプレミアリーグを見に行くことに。

チェルシー対バーミンガムシティの試合です。
チェルシーは言わずと知れた名門で、今はマンチェスターユナイテッド、アーセナルと首位争いを演じています。チケットを取ったときは首位、今日の試合前は3位という強豪。バーミンガムシティはプレミアリーグと下位リーグを行ったり来たりしてるようですが、今年は勢いがあり、プレミアリーグ全20チームの中で8位と健闘しています。

試合会場はフラムブロードウェイにあるチェルシーの本拠地スタンフォードブリッジ。こんな高級住宅地にスタジアムがあるとは、サッカー人気の程が伺えます。ロンドン中心部からのアクセスの良さとチームの知名度からか、日本人観光客も何組も見かけました。

7時45分キックオフ。ちょっと試合を見ただけであぁこりゃチェルシーが勝つな、と分かりましたよ。実力差が素人目にも圧倒的に映りました。
バーミンガムシティ、ほとんどボールを触らせてもらえません。ちょっとボールを拾ってもすぐにチェルシーに取られてしまいます。チェルシーは守備が強いチームなのでしょうかね。試合中ほとんどずっとボールをキープし、パスで刻んでスキができるのを待つスタイルでした。

客のほとんどがチェルシーファンのようで、みんな興奮しながらもどこか安心してるような気もします。

チェルシーがシュートを外しても、よくやったってな具合の拍手が起こり、キーパーがナイスセーブをすると「おぉ~っ!」。
でもやっぱり一番の盛り上がりはシュートが決まった時ですね。全員がゴールの瞬間立ち上がって歓声を上げます。

今日一番の活躍を見せたのはMFのランパードで、2得点決めました。ゴールはどちらも無理に押し込んだ感じではなく、鮮やかに決めてカッコ良かった。今まで知らなかったのですが世界最高のセンターハーフの1人と言われているだけのことはある。イギリスのおぼっちゃんぽい品のある顔立ちだし、これからサッカーの話題になったら彼のファンということで行こう。ワールドカップもミーハーにイングランドを応援しちゃったりして。

結局チェルシーは最初から最後までバーミンガムシティを全く寄せ付けず、3-0でチェルシーが勝ちました。客も大喜び。
帰宅してBBCを付けると画面下に流れるニューステロップでチェルシーが首位に返り咲き、と出ていて、感慨深いものがありました。そうそう、この試合見たんだよ、と。

ウェブでも上がっていました。


やっぱりスポーツは生で見ると面白い。スポーツニュースを追ったりはしなくてもたまには試合観戦に足を運びたいですね。
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