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ツヴィリングの包丁 [モノ]

10年以上使ってる(日本ではほとんど自炊してなかったので実際使ってたのはここ1年半だが)包丁がなまってきて、切る際に「力を加えてちぎる」、みたいな感じになってきたので、どうすべきか考えました。

包丁買うなら日本の方がいいのかな、それとも研ぐ手段をさぐるか、などと思って調べ始めるとフライパンを探したときと同様これがなかなか奥深い。値段、大きさ、かなりのバリエーションがある様子。

日本のどこの家庭にもある包丁って「三徳包丁」っていうんですね。知らなかった。
そして驚くことに三徳包丁、英語でも'santoku knife'として広く普及してるみたいです。

ふ~む。それならこっちで三徳包丁買うか。

どれが良いか検討してみたら、あまりマニアックな方向に向かわず一般的な高品質包丁としてツヴィリングというブランドのが良さそうでした。刃物で有名なゾーリンゲンの代表的な台所用品ブランドのようです。

ゾーリンゲンの刃物メーカーとして知ってたメルクールやドボは髭剃りなんかを作ってるメーカーですが、それらよりはるかに市場の大きそうな包丁を作ってるメーカーをこれまで知らず。台所用品に関心が無かった証拠でしょう。

ツヴィリングもいろんなサブブランドがあって一番高いのは3万ぐらいとなかなか大胆な値段設定です。グレードによる違いがよく分からなかったので、もっと安く数が出てそうな「プロフェッショナルS」というのにしてみました。「ロングセラー」と書いてあったので素人の僕でも失敗無く使えるだろうという判断です。

到着後早速玉ねぎをカット。

おぉ!サクっと切れる!
新品だからってのもあるでしょうが、これまで使ってた包丁との違いに驚きました。
切るのに必要な力が全然違います。切り口も鮮やかな気がします。ちょっと感動。

ほんの少し指に当たっただけで血が出たり、洗剤つけたスポンジがいつの間にかパックリいってしまったりして、気を付けないとかなり危ないっつーぐらい切れますな。

良い包丁買ったから料理も・・・
とあまり思わないのはなんですが、良い道具を持つと生活が豊かになった気持ちが味わえます。

Zwilling プロフェッショナルS 三徳包丁 31117-181

Zwilling プロフェッショナルS 三徳包丁 31117-181

  • 出版社/メーカー: Henckels (ヘンケルス)
  • メディア: ホーム&キッチン


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ジョンロブのレドマイヤー [モノ]

僕が本格的に靴が好きになってから、最も憧れていた一足、それがモンクストラップの雄たるジョンロブのマッタでした。

直営店は青山の時も丸の内に移ってからもお高く止まってて、手に取って眺めて「いつかはこれを・・・」と物欲を温めるのも難しい。

6年ぐらい前にバーニーズ銀座ができたとき、階段横の、客も店員も少なめの位置にマッタが並べられていて、人目を気にせずためつすがめつできたのが嬉しかったものです。ワックスで無理に光らせたのではなしに革質のみでこの輝きが出るなんてスゴイ!と、店を訪れてはため息混じりによく見てました。バーニーズはなんでジョンロブの取り扱いをやめてしまったのだろう?

マッタはジョンロブの中でも値上げのペースが特に激しく、元々高かったのに5年ぐらいの間にさらに1.5倍ぐらいの価格に達します。
自分の手からどんどん遠ざかるマッタは、4年ぐらい前に廃版に。流石にこの値段で買う人いなかったんだろうなぁ。あ~あ、いつか欲しかったのに。と思っていると、1年も経たないうちに正当な後継者と言うべきレドマイヤー(Redmire)が発売されました。よりシャープなデザインで。そしてより極端な値段を伴って。

おいおい、この値段は無いだろ!?
一層強い憧れと一層遠い距離を感じることしばし。

しかし2年前にロンドンに来てみると、円高効果も加わってジョンロブが全体的に日本に比べて随分手頃に感じますし、レドマイヤーはフィリップよりちょっと高いだけの価格で売られてることが分かりました。日本法人、どゆこと?

そして去年、仕事が大変だった自分へのご褒美やら誕生日プレゼントやらクリスマスプレゼントやらと購入への言い訳を総動員し、最後に2011年のVAT上昇前の駆け込み要因に背中を押され、清水の舞台というかドーバー海峡から決死のダイブ。

とうとう手に入れましたよ。念願のジョンロブ、レドマイヤー。

欲しかったダークブラウンはすでに作られておらず、サイズも無かったためMTO。注文生産なのでラストや素材も選べましたが標準通りのラスト7000番&ミスティカーフです。

スマートなラウンドトゥの7000番が憧れのポイントで、実にカッコイイ。このラストは登場してから10年ぐらい経ちますが、いまだこれよりも魅力的に感じるものはありません。モンクストラップは紐が無い分、プレーントゥやホールカットよりもさらにラストの形が肝になりますが、他のどのメーカーのモンクストラップも洗練さにおいて7000番レドマイヤーの右に出る物は無いでしょう。憧れの靴が既製品なのもそんな理由からで、僕の小さい足に合わせてビスポークで作ると絶対ポテッとしちゃうはず。

またジョンロブのプレステージライン最大のウリ、革質は比類無き素晴らしさで、同じジョンロブでもクラシックラインと比べて差は明らか。この質の一枚革でストラップまで持ってくる仕様は何とも贅沢です。

そして美しいラストと革という靴の王道を押さえながら、シームレスヒール、半カラスなど靴通好みのディテールもあまねく網羅してるところがまさにキングオブ既成靴なのでして、僕の物欲もすっかり満たされました。

大切にしながらもどんどん履き込んで自分のものにしていきたい。
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スポーティーな走り [日記]

僕は車への興味がほとんど無いんですけど、ロンドンで運転するようになってからたまに車関係のホームページを見るようになりました。

素人には到底差を感じられない細かな違いを論じたり、同じブランドでも高いグレードの車種を買った人が安めのモデルの保有者を小馬鹿にしたりと、どの趣味ジャンルでも起こる議論が車でも見られて面白い。

ところで、車の売り文句の一つになっている「スポーティーな走り」というのは一体何を示しているのか?車関係のホームページを見てるとこの表現によく出くわすのですが、具体的にどういう条件を備えた車がスポーティーなのか、ちっとも分かりません。ググったら同じ疑問を持ってる人もいるみたいですが、スッキリする回答はついぞ得られず。そもそも「スポーツカー」って一体何なの?

思うに、こういう数字で表されるスペックとは別の、特長を表す感覚が価格差を正当化してるんでしょう。趣味的側面のある分野では一つのメーカーの差別化だけでなく、産業全体で感覚的な上質感を演出するのに成功しないと、共倒れになっちゃいそう。車の他には時計業界がこれに成功して、パソコン業界は失敗してるように思います。

「スポーティーな走り」という表現を最初に使った人、車産業に絶大な貢献を果たしたと言えますね。
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キャメロン首相に聞きました [日記]

イギリスでは国会の模様をよくテレビで放映してます。BBCは一つのチャンネルをまるまる「国会チャンネル」に充てているぐらいで、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの独自の議会の様子も分かります。

ビッグベンのある国会議事堂はあんな大きいのにメインの会議場が小さいのは何故なんでしょう?国会議員たちが討論バトルを繰り広げてる場がヤケにギュウギュウ詰めなんですよ。

討論では当然キャメロン首相が話してるシーンが多いのですが、このキャメロン首相、議会で話すときはいつも同じポーズで、それ見るたびにある光景を思い出します。
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BBCロンドンニュース [英語]

英語の勉強になるかと思って、オンデマンドでBBCの番組を見られるiPlayerでニュースを見始めたのは半年ほど前のこと。

当初はお昼1時、夕方6時、夜10時などNHKのように時間帯で分かれてる全国ニュースを見てましたが、見知らぬ田舎町の社会面的なニュースに興味が沸かず、ワールドニュースを見ることに変更しました。世界版なら日本の新聞やネットニュースでも扱いのある世界のトップニュースが報じられるので、こっちの方が馴染みやすい。

・・・と思っていたのもつかの間、そのうちロンドンニュースというのがあるのに気づきました。ロンドンに特化したニュースだと、映像を見て「ココも知ってる」、「ココも行った」、「アレ?これウチじゃね?」(一度我が家がバッチシ映ったのを見た)と身近さが全国版に比べて格段に上がりますし、天気や地下鉄の状況など活用度も高くて断然面白く見られます。

興味の度合いが、ロンドン>世界版>イギリス全土、とちょっとひねてます。

もう一つ、ロンドンニュースを見てる大きな要因は、メインキャスターのリズ・ラティーフです。

↓最初の15秒ニュース読んでます。


まずもって英語の発音がメチャ綺麗。BBCのキャスターは皆さすがに街なかの人たちとは比べ物にならない明瞭さで話しますが、中でもリズさんはトップクラスに分かりやすく、しかも透き通るような声も聞いていて心地良いです。

そしてそして。リズさん、スゲく美人じゃないですか?年齢的には結構お姉さんではあるのですが、タブロイド紙を賑わす芸能人たちよりも美人と思います。しかもなんか華があるんですよね。BBCのキャスターは質実剛健というか地味目の人が多いですが、リズさんは目立ってます。両親がパキスタン出身でヒンディー語、ウルドゥー語、パンジャブ語が話せたり、MBAホルダーでBBCに入る前は経営コンサルタントだった、という経歴も特徴的です。

インタビューでは大物や、よく喋る人が相手でも完全に場をコントロールしますし、時には攻撃的なまでに切り込んでいきます。

12月に大雪が降って、2度ロンドンの交通が麻痺しましたが、例えばその2度目の時のインタビュー。
スタジオに来た交通関係の偉い人にコメントを求めた際、「今回の事を教訓にするというのは聞きたくありませんよ。それは2週間前にここで聞きましたから。」と言ってて番組見てるこっちが背筋伸びましたよ。

一日30分のロンドンニュースは、ドラマやドキュメンタリーのように、iPlayerで見られる他の番組と違って、翌日には消されるしローカル保存もできません。これは一見欠点のようで実際は毎日見なきゃ、と良いペースメーカーになります。リズさんがナレーションしてないビデオシーンはゴッソリ飛ばしたりもしますが。

何人かの僕の英語の「先生」の中でとりわけ模範的と思われる英語を話すリズ・ラティーフ。表現を真似て実生活で使えるようにしたいなぁ。
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アップルのモバイル製品 [日記]

息の長そうなテクノロジー系は世間に広がりきる前からなるべく使っておこうと心がけています。そうでないとさらにその先に行く時に完全に置いていかれてしまう恐怖感があるからです。

ところが同年代5人で集まったら、僕以外の4人がみんなiPhoneかiPod touchを持っていて、取り残され感ったらなかった。

iPodとiTunesは5年半ぐらいから使ってますが、アプリケーションまで使うのとそうでないのとでは歴然とした差が感じられました。

日本で買う方が安いから次に帰国したときにでもと悠長に構えてましたが、こらマズイなぁ。欲しいアプリが少しずつ増えてきたのよね。

こうしてアップルの軍門に下るのか。

有料アプリもガンガン売れてるようで、売上の3割(だっけ?)が自動的にアップルに落ちるビジネスモデルはスゴイ。アップルはもはやハードウェアメーカーというのとは違うし、かといってソフトウェアで稼いでるというのともちょっと違う。胴元業とでも言うのか。

頑強に儲かる仕組みを作ったアップル恐るべし。

スティーブ・ジョブズは好きではありませんが、アップルの製品は素晴らしい。
一方ビル・ゲイツと孫正義は好きですが、マイクロソフトとソフトバンクの製品・サービスは嫌いです。

この違いは何なんだろう?
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年末年始のセール [日記]

ロンドンはクリスマス明けからセール期間に入ります。
クリスマス翌日のボクシングデーは別に殴り合いを演じる日ではなく、贈り物の箱(box)を開ける日ということ。

ボクシングデーのニュースでは、イギリスの買い物が最も賑わう日の一つとしてデパートの開店を待つ行列の様子を報じてました。2011年からの付加価値税の値上げ前の駆け込み消費もあって賑わったようです。最前列にいたっては前夜から並び、開店と同時にダッシュする光景は日本と変わりません。

僕は26日は昼ぐらいに出かけましたが、好みの店はほとんど年明けまでお休み。去年の経験から分かってましたが、僅かな営業店のセール品が無くなる前にと思って一応参加。ボクシングデーに店を開けないのって、書き入れ時の収益よりも店員の休みの方を優先してるわけですから、多くのロンドンの専門店の商売っ気の無さを感じます。

この時期はほんのちょびっとだけ買い物をして終了。

三が日も当然休んでる店のセールを僕が狙えるのは今年最初の週末の今日からです。
いつもの光景ながら、クロケット&ジョーンズは混んでてエドワード・グリーンは空いてます。

予め買う予定のものはなかったのですが、何だかんだでドシドシ買ってしまいました。最初のレジで「あ。財布忘れた。ちょっと取ってくるわ。」とサザエさん並みに愉快な様子で、いや実は慌てて家に戻るハプニングもありましたが、これは疲れてる証拠だろう、買い物でストレス発散だ、と自分を納得させて、想定外の買い物量に。

たくさん歩いたし、たくさん買ったと思いましたが、気が付けば買い物をしたのは全てジャーミンストリートの店でした。やっぱこの通りが一番馴染みます。

気に入ったのはヒルディッチ&キーの小物入れ。こんなものが半額になってました。
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カフリンクスはちょっとしか持ってませんが、バラバラに収納してたのをまとめるのにうってつけ。シャツメーカーのケースにカフリンクスを入れるのは気持ちいいです。

ショッピングそのもの以外の今日の目的は、付加価値税上昇の影響がどれぐらい価格に反映されているか把握することにもありました。値段据え置きのところもあれば、税の上昇分プラス端数切り上げのところもあり、マチマチの様子。

今日の午後は天気も良く、12月の極端な寒さも和らいで快適でした。こんな日に何を買うか悩みながら好きな店をあちこち巡るのは何とも楽しい。
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ロンドン2年目の年末 [日記]

2010年も今日でおしまい。今後、今年ほど慌ただしい年が現れるのか。

平日は仕事と自炊をこなすのに精一杯の毎日でした。風邪に苦しみつつ夜中2時、3時から夕飯作る日が続いた時は死ぬかと思いましたが、それなりに元気ですので今後これよりも楽なら怖がらずにすみます。

休日は街を散策したり旅行をしたりとこれまでの出不精は何だったのかというぐらい外に出かけることができました。平日の忙しさを休日の刺激でバランスを取るコツが身に付いたのは今年の収穫です。

そうして外に出て得られたものは満足のいくもので、見たかった絵画をたくさん見られたのが何と言っても大きい。ヨーロッパの主要な美術館にいくつも行けたし、ロンドンは小さなところも回れ、立地の良さを十分活用できた充実感があります。

また買い物も、長く大切に使っていけそうなものを慎重に選んで大胆に買え、これまたこれまでで最も充実した年になりました。

一方で改善すべきは読書時間の確保ですね。これまでの5分の1ぐらいに激減したと思うので、来年は仕事の効率化を図るなどして平日早く帰宅するよう心がけ、もっと本を読むようにしたいです。目標は今年の3倍。

他に反省すべきはブログの更新頻度か。濃いネタほど書くのに時間がかかりそうで億劫になってしまいあまり書かなかったので、あとから2010年を振り返るにはいかにも貧弱です。

あっ、あと匍匐前進でマラソンコースを進んでるかのような上達具合の英語ももっとやんなきゃ。

今年はたくさんの知り合いがロンドンに遊びに来てくれました。 「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。」 久しぶりに会う人と昔話に花を咲かせつつロンドンについて知ってることをひけらかす(笑)のは楽しいし、観光案内もそれなりに慣れてきたので、他の方にも是非来てもらいたいと思ってます。

そんなわけで1年終了。2011年はどんな年か。
来年末、惜しむような年越しエントリーを書けるような年にしていきたい。
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完全休日 [日記]

待ちに待った4連休が始まりました。
今日から万全の状態で本格的に休むのに備え、昨晩ゆっくり休みました(笑)。

イギリスは12月25日はお店も交通機関も完全に休んでしまいます。
昨年は初めてで戸惑いましたが、慣れた今年は、年に一度ぐらいこんな日があってもいいだろうと思えるようになりました。あらかじめ食事の確保さえしておけば、「出かけないともったいない」、とか「みんな活動してるのに自分だけ」、等とは全く思わずにのんびりできます。

洗濯をして、食事を作り、大掃除のあとはテレビを見て、昼寝をして本を読み終えたらDVDを見て、アイロンをかけて靴を磨く。

外に出ることによるリフレッシュとはまた違う、身も心もお休みの一日。

慌ただしい一年でしたので、こんな日を設けると数々のできごとを思い出すことができて、帰って充実感を味わえるように感じます。

明日は天気も良いようなので出かけてみよう。
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屋内施設観光 [日記]

冬のロンドンは暗く寒く外に出たくないのに加えて観光客の数も少なくなるので、この時期に屋内施設周りををしておく心づもりでいます。そんなわけでまだ行けてなかったロンドン名所二つに最近観光客気分で行ってみました。

まずはミュージカル。
僕にとってミュージカルなんざぁ、「(笑)」が付くぐらい冷ややかな関心しかなかったのですが、これを楽しみにロンドンに来る人もいるぐらいで、最近旅行に来た友人もエラく感動して帰っていったので、ものは試しにと「マンマ・ミーア」に行ってみました。

ら!これが!

期待よりもずっと良かった。単純なストーリーの合間に歌って踊ってというだけなんですけど、舞台ならではの一体感が気持ちいい。「面白い」というより「楽しい」んですね。ミュージカルはウェストエンドでいくらでもやってるし、チケットもすぐ手に入るので、近いうちにまた行ってるつもりです。

次はマダム・タッソー。
これ、有名ですけどキワモノっぽくないですか?世界的には人気でも、観光の目が肥えた日本人の感想はあまり聞きませんし。僕も興味なかったし25ポンドという値段にも腰が引けてずっと後回しになってました。ですが、これもこの冬のイベント予定に入れていたので、計画通り決行。

人形はたしかに良く出来てますが、まぁだからどうということもなく・・・。一人で行きましたが、一人だと「有名人とのツーショット」ってド定番が大変なので誰かと一緒に行くべきだったと確信。
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メインの蝋人形はそんなわけで特筆すべきものも感じませんでしたが、人形そのもの以外のアトラクションがロンドンっぽさを過剰に演出してて意外にも楽しかったです。ロンドンの黒タクに模したカートみたいなのに乗ってロンドンの歴史を辿る、ディズニーランド的なアトラクションはよくできてたし、期待感ゼロだった短い3Dムービーは下らなさを突き抜けた面白さがありました。

バッキンガム宮殿の前にスパイダーマンとキャプテン・アメリカが並び立っているとビッグベンが爆発。飛び出した二階建てバスを食い止めるアイアンマンと、黒タクから這い出るウルヴァリン。どうだこの設定!「MARVEL VS. CAPCOM」やりたくなったよ。これ見よがしな3Dの他にも、映像に合わせて水しぶきがかかったりシートの背もたれが突き出たりと、何かと飽きさせない仕掛けが盛りだくさんでした。

マダム・タッソーって全体的にアメリカンな、ある種露骨なまでに商業主義的で、歴史の積み重ねに頼りがちな他のイギリスのエンターテイメントとは一線を画してます。イギリスがこういうのに手を出すと失敗しがちなところ、ここはアメリカ発の成功事例のようなレベルと人気だと思います。一回行けば良いかなという気もしますが、一度見ておく分には損はありません。

観光施設の豊富なロンドンはもう少しマイナーでも面白そうなところがいくつか残ってるのでこの冬の制覇を目指します。
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