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週末絵画三昧 [日記]

今週末は予定が重なって集中的に絵を楽しむことになりました。

まず金曜日はナショナルギャラリー。金曜日は夜9時まで開いていてかつ空いています。この時間に日本人の先生が解説してくれる講座があってたまに受講しており、今回はボッティチェリを中心としたルネサンス美術の会。作品そのものの解説に留まらず、時代背景や他の作品との関連性、果てはナショナルギャラリーの配置の意図まで説明してもらえるし、質問もしやすいので絵の理解にぐっと奥行きが出ます。目の前の本物を教材にしているのが何よりも贅沢なことです。

土曜日は水彩画の歴史についての一日講座に行ってみました。前から英語で何か学んでみたいと思っていたところ、現地の方に教えてもらった社会人向けのレクチャーの中に面白そうなのがあるのを発見。11人の参加者のほとんどがイギリス人の初老の方という中で、英語に苦労しながらも豊富なスライドに助けられ、たくさんの例を見ながら水彩画の歴史や技法を学びました。僕が絵を好きになった大きなきっかけは、学生時代のロンドン旅行で見たターナーの水彩画でしたので、そのロンドンでターナーを取り上げての講義を聴けるのは自分の興味の原点回帰のようにも思いました。

日曜日はダリッチ美術館へ。変な場所にあるし小さいのでよほど絵に興味のある人以外観光客は行かないと思いますが、レンブラントやムリーリョ、多数のプッサンなどコレクションは充実してます。とりわけ今月の企画で飾られていたアングルの『ドーソンヴィル夫人』に感動。ルーブル美術館で見たアングルの代表作『グランドオダリスク』よりも魅力的に感じました。

西洋絵画へのアクセスの容易さは僕にとってロンドンに住んでる最大のメリット。こればっかりは日本にいる限りいくらお金を出しても堪能することができず、今いるうちに思いっきり満喫しておきたいです。
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suzu

私もちょうどDulwich Museumいってきました。
小さいけど、いい美術館だよね~
カフェに犬が入れれば文句ナシ。
by suzu (2011-08-02 14:21) 

akirac

>suzuさん、
美術館併設のカフェは、犬が入れないとは残念ですが、いかにもロンドンっぽい素敵な庭を前にしてのんびりできますね。

周りの雰囲気も良くて穴場的お気に入りスポットになりました。
by akirac (2011-08-03 08:48) 

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