次はC級

こちらの人に好きなフィッシュ&チップスの店はチジックにあると言われていたので、ゴルフの練習に行く前に寄りました。

駅前のゴチャゴチャしたエリアにあり、少し離れた場所に路駐して店に向かおうとしたら駐車用の券売機がありました。危うく見逃すところだった。70ペンス払って車のダッシュボードに置いて再び店に向かうと、直後警察が駐車代をちゃんと払ってるか見回りに来たので、ギリギリ助かったと胸をなで下ろしましたよ。

さて、店はえ？ここが？というようなボロくて小さいところで席は10人も座れそうに無い。注文するとソッコーで作り置きのを出され、飲み物は缶ジュースしかありません。

まぁ味はそこそこではありましたが、小骨を抜きながら食べないといけないし、ポテトもかなりしなしなで期待はずれでした。ロンドンっ子にとっては庶民的であればあるほど良いということなのでしょうか。


店名：Chris's Fish Bar
最寄駅：Turnham Green

味：★★☆
揚がり:★☆☆
付属物:★☆☆

まさにB級

まさにB級
土曜日、ソーホーで食べたフィッシュ＆チップスはB級グルメの代表といった様相でした。店はマクドナルドを少し暗く汚くしたような内装で、貧乏旅行風の客がたくさん一人で食べてます。作り置きしたフィッシュが保温棚に並べられており、本来のフィッシュ＆チップスの位置づけをまざまざと見せつけられました。

・・・まぁそこまで言うほどじゃないか。

でもほんとチープなお店でした。
ソーホーらしく、便利な場所で小汚く安い。お勧めできるのは学生の旅行者だな。
当然油も古く、これまで食べた中で衣の色が最も濃いフィッシュでした。


他の店と材料に変わりは無いはずなのに、なぜか体に悪そうなジャンキー具合は高く、従い背徳的な旨さがありました。

店名：Fish & Chips
最寄駅：Piccadilly Circus

味：★★☆
揚がり:★☆☆
付属物:★☆☆

最高点数獲得店

イケアに行く途中、昼食はまたしてもフィッシュ＆チップス。
ザガットサーベイのフィッシュ＆チップス部門1位タイのお店なので期待が高まります。

2時前に着くと誰も客がおらずやや心配になりましたが、店は営業しているようです。
観光客があまり来なさそうなエリアだというのと、評判どおり持ち帰りにするのが一般的だからなのでしょうか。

注文するとすぐに出てきました。つまりは作り置きしいていたと思われ、油が回っていたのが残念でした。油自体も若干古めか。ポテトもしなっとしてるし。
でも肝心のタラの味は良かったですねぇ。しっかり味が乗っていてすごく美味しかった。


古い油に濃い目の味付け。あまり上品ではないのですが、フィッシュ＆チップスそもそもB級グルメなので、この雰囲気のほうがマッチするのかもしれません。

たしかに美味しいのは美味しいのだが、これでザガットサーベイ24点か。
手元の2008年度東京版で食事が24点の店を見てみると、パスタのA W Kitchen、ピザの聖林館、親子丼の鳥つねなど、本当においしくて何度でも通いたいお気に入り店が並んでるので、それらと比べると随分見劣りすると感じます。

フィッシュ＆チップス食べ歩き企画、思い立って3週連続で実行しましたが、ラーメン食べ歩きと違って代わり映えしないのがなんとも退屈に思えてきました。
毎週遠出して食べに行くほどではないかなぁ。もちろん一人で入れる美味しいレストラン、という希少性は変わらないので今後も行くには行きますが、あまり義務感に捕らわれず、気楽に進めることにします。

店名：Nautilus Fish
最寄駅：West Hamstead

味：★★★
揚がり:★☆☆
付属物:★☆☆

シチューに挑戦

先週のカレーに続き、クリームシチューに挑戦。
定番の作り方が無いのか、検索してもどれもちょっとずつ違ってます。

よく分からないのでいろんなのを参考にして作ったらこれまでで一番美味しい食事ができました。人に出しても恥ずかしくないレベル。

ウェイトローズで具材を買ったのが良かったのか。
3食分作って冷凍したのであと2回食べられるし。
2週間で3回食べられるものを作るのは一人暮らし向きで効率がいいな。

他にネタあるだろうか。

二重の衣

今日は所用でクラッパムに行きました。

治安が悪いので有名なブリクストンのそばで、怖い雰囲気はありませんがなるほどここも下町っぽい。ロンドン中心部からそう遠くないのに、中心部に山ほどあるスタバもこの地域には全然ありません。カラーの違う小さいエリアがモザイク状に並んでるロンドンの特徴を感じました。

食事はやはりフィッシュ＆チップスを食べることにし、ネットで評判の高かった店、"The Fish Club"を選択。気軽にいろんな魚を食べられる店で、フィッシュ＆チップスは多数あるメニューの一つのようです。調理法も揚げる他に焼くのもできるとのこと。

普通タラはcodですが、ここはcoleyとhaddockでした。全部タラの仲間らしく違い分からないんでよね。

haddockの衣揚げとチップスを頼み、オーソドックスなフィッシュ＆チップス。


これは旨い！
味も程よく付いていたのも良かったですが何といっても揚げ。衣が二重になっていて、酢を掛けると外側のしっとり感と内側のさっくり感がどちらも楽しめる作りが素晴らしい。手間を掛けて2度揚げしてるのでしょうか。この仕様は初めて見ました。他の店もやればいいのに。チップスも上手に揚がっており実にハイレベル。写真奥に見えるレモネードもショウガ風味の渋い味で料理に合いました。

また来て次は違う魚も食べてみたい。

店名：The Fish Club
最寄駅：Clapham Common

味：★★★
揚り：★★★
付属物：★★★

自炊生活その後

かつて無い勢いで自炊しとります。
以前ブログで書いた、アマトリチャーナ、ベーコン＆アスパラ、に加えて、ナポリタンがレパートリーに加わり、この3種類を週4日ぐらい食べてます。パスタ三昧。ナポリタンはバターで野菜を炒めるのがいい味付けになるので気に入ってます。

もらった本に載ってた料理で他にチャレンジしたのはボロネーゼ。パスタの定番だしイイかも。と思ったのもつかの間、近くのスーパーで手に入るひき肉が不味く失敗。この国は牛肉がダメだ。パスタ以外にはサーモンマリネを作っては味は悪くなかったですが手に入るサーモンがデカ過ぎるのと他に何も作れない二つの理由により、食事がパンと鮭だけになってしまうのが痛い。

あとはカレーを追加する企てが成功したのと、野菜炒め（スーパーで売ってるいろんな野菜が入ってるやつ+ソーセージ。あまりおいしくはない）ができるので、持ち駒は全5種類。

これをどう使うか。そしてカードをどう増やすか。
日本にいる時にできるようになったチャーハンも作ろうか。チャーシューは無いしネギも怪しげだし卵はバラ売りしてないから厳しいかな。

当面の目標は2週間ローテーションです。
平日夜と週末の昼・晩、計18食でサイクルを形成できればなんとか形になるかと考えています。

週に一度ぐらいは外で誰かと食べる算段で残り16。週末に一度フィッシュ＆チップスを食べに行けばあと14。

現有レパートリーが5なので、後9食分手駒が増えれば悲惨な食生活から抜け出せると思っています。

週末に食材を買い置くことでき、夜遅くに帰っても手早く作れ、栄養価も高くおいしい。
んな料理ありますかね？
一番重要な要素は手早く作れることですね。根本的には料理は面倒で好きではなく、生きるために仕方なくやってることですから。

先は長いが夕飯抜きとかコーンフレークはもう勘弁。マジで勘弁。だから頑張るしかない。

カレーを作る

ロンドンにはインド人が多く、インド料理屋もまた多い。そして今までのところそれらにハズレは無く、無難に食事をすることができる貴重な存在です。

しかし、僕は日本の国民食的カレーを食べたくなった。

今日はこれにチャレンジしてみよう。
日本食材が手に入る店に行くとバーモントカレーがすぐに手に入ったので、後は肉、タマネギ、ジャガイモ、ニンジンを買うのみ。
ごく標準的なカレーを食べたいのでネットで凝ったレシピを探すこともなく、ルーの箱に書いてある通りシンプルな手順で作ることにしました。

こんなにタマネギ入れるのか。目が痛いよ。

こんなにも煮込むのか。次からは適度な時間つぶしの方法を考えなきゃ。

日本でも作ったことの無い日本カレーをロンドンに来て初めて作り、多くの日本人が知ってそうなことに新鮮な驚きを感じるのは妙な気がします。

ルーを入れて煮込むと懐かしいカレーの匂いがしてきます。
長年一人暮らしをしていると家族がいる家庭のうらやましさをしばしば感じますが、その中の一つが夕方どこかの家の前を通る時に漂うカレーの匂いを嗅ぐ時です。同意してくれる人も多いのではなかろうか。

でもそんな匂い、一人でも作れちゃいました。って当たり前か。

味もまずまずで（ちょっと肉質が違う気がするぐらい）、あと2回分冷凍しておけるので、週末作って平日の晩食べるのにはもってこいだ。

よく、海外に住むと日本人であることを実感する云々、という話があります。しかしカレーを作ることでそう感じるとは我ながら驚きました。カレーを作る自分にもまた驚いた。

何か地味に感動した。

Rock & Sole Plaice

何も予定の無い週末なので、先日思い立ったフィッシュ＆チップス屋巡りを開始しよう。第一弾はコベントガーデンにある"Rock & Sole Plaice"。創業1871年というのに引かれました。頑張れば家から歩いて行けなくもないですが、昨日の摂取カロリーが少なくお腹が空いて力が出なかったため、バスで向かうことにしました。

庶民的で小さいアイスクリーム屋のような店構え。店の中よりも外のテーブルの方が席数が多そうだ。

フィッシュ＆チップスは持ち帰りだと7ポンドで店で食べると10ポンド。こういうパターンよく見かけます。家の近くの店で両方試したことありますが、持ち帰ると冷めるしせっかくカリッと揚がったのもシナシナしちゃうので店で食べるか、そうでなくても買ったらすぐに食べないといけません。

というわけで店で食べることにしました。


肉厚の魚身はフワッと、これまた厚手の衣はカリッと揚がって良い具合でしたが、味はかなり薄く、タルタルソース必須でした。フィッシュ＆チップスは酢が王道ですが、味が薄いものにはタルタルが合う気がします。あとフィッシュは良い揚り方なのにチップス（フライドポテト）は揚げたてでは無く油が回り気味だったのが残念です。

この食べ歩き企画、何度続くか分かりませんが一応3項目を★の数で採点することにします。満点は★三つ。

店名：Rock & Sole Plaice
最寄駅：Covent Garden

味：★★☆
揚り：★★★
付属物：★☆☆

ロンドン版ザガット

先月ザガットサーベイロンドン版を買おうといくつか本屋を回りました。が、無い。何で？と思いつつも急ぎではないのでいつか大きい本屋に行ったときにでも、と放置してました。ところが週末本屋に行くと突然平積みになっててなんじゃこれは！

よく見ると2010年版が売られてました。この時期に翌年のが出るんですね。ソッコーで買いましたよ。

いつ発売されたのかアマゾンで調べてみると9月9日と出たばかり。でもアマゾンだと3割引だったのでガックシ。日本と違ってイギリスは本の割引があるのよね。

「美味しい」の表現が多種多様に出てるのは東京版と変わらずですな。「驚くべき」「死ぬ前に食べるのはコレ」みたいな。
一度行った（そして二度と行かない）マズイ日本食屋も載ってるし、東京のレストランの方が質量ともに充実してるような気はします。

とりあえず家の近くとオフィスの近くと食事の点数が高い店について、砕けた英語に苦労しながら夜中コツコツ読んでいき、行ってみたい店は定まりました。まぁどれも一人じゃ入れないので、東京のフレンチと同様ずっと耳年増状態か。独身彼女無しだと家で食べる食事が貧相になるだけでなく、外食の範囲も狭まってしまう落差は東京以上だな。

ロンドンでの外食費はいつも高いと感じてますが上限は意外と低いのに驚いたりも。日本の高級店は2万円を越えるようなのがザガットにたくさん載ってますが、ロンドン版で100ポンドを超えるのはほとんど見当たりません。

面白いのは「フィッシュアンドチップス」が一つの食事カテゴリーとして分類されていること。
これはイギリス料理の数少ない誇れるポイントで、おいしいし比較的一人でも行きやすいので週末の暇つぶしとカロリー補給のために食べ歩きをしてみようかな。
東京に住み始めた頃活発にラーメン屋巡りをしたのを思い出します。

ZagatSurvey 2010 London Eat Drink Stay Play (Zagat Survey: London)

• 作者:
• 出版社/メーカー: Zagat Survey
• 発売日: 2009/10
• メディア: ペーパーバック

料理番組

テレビを付けたら料理番組をやっていました。
イギリスではどんなものの作り方を教えるのか、自炊の参考になるか、など気になり視聴することにしました。

レストランの若手シェフが講師、女優さんがゲストってな構成。

ホタテ貝のソースを作るらしく、ナイフで貝殻を開けるところから始まりました。
貝殻はそのままお皿として利用するらしい。

シェフが本業の割には笑いを取る軽快なトーク（当方ほぼ理解不能）で番組は進んでいき、ソースができたらホタテにかけて、オーブンに投入。

日本の料理番組でもお約束の、ここでもうできたものがあります、と完成品が取り出されました。

そして驚くことに、これで完成とばかりにそのホタテのみをゲストに出して食べさせてました。

あれ？他のもの無いの？パンすら？

ゲストも美味しいとか言ってますが、いくら旨くてもソース掛けたホタテだけで、食事ってのはあんまりジャマイカ？

やっぱこの国のメシ事情はアカンわ。